下馬周辺遺跡(鎌倉市)

-海浜砂丘地の竪穴建物-

現在の一の鳥居の北東に位置します。調査地では13世紀後半から15世紀前半にかけての竪穴建物の跡が数多く見つかりました。この他にも数多くの土坑やピットが見つかっています。出土遺物は、かわらけ、国産・舶載陶磁器などの器や生活用具、武器・防具、銭など多種多様です。

02gebazenkei
下馬周辺遺跡全景

 28号竪穴建物は、鎌倉市内で発見された竪穴建物の中でも、規模が最大級です。底面からは鎧や重ね合わせた銭が1896枚まとまって出土しました。形が分かる状態で発見された中世の鎧では、全国で2例目という大変貴重なものです。建物は14世紀前半に作られたと考えられます。

03geba28tateana
28号竪穴建物

ページ先頭へ