西富岡・向畑向畑遺跡(伊勢原市)

西富岡・向畑(にしとみおか・むこうばた)遺跡

縄文時代中期から後期にかけての集落です。台地の平坦面では、竪穴住居跡68基を、配石、集石、土坑、ピットなどが多数発見されています。

伊勢原市 西富岡・向畑(にしとみおか・むこうばた)遺跡
伊勢原市 西富岡・向畑(にしとみおか・むこうばた)遺跡

埋没谷

埋没谷の底には、土坑が直線的に並んで構築されていました。土坑からは、クルミやトチの実などの堅果類が多量に出土していることから、水さらしや貯蔵などの施設であると考えられています。また漆塗りの土器や木製容器が出土していることも特徴です。

 その他、水流を管理するよう流れに沿った木組みなども発見されています。縄文時代中期から後期にかけての水場遺構は、希少な調査事例であり、豊富な出土遺物とともに注目されます。

伊勢原市 西富岡・向畑(にしとみおか・むこうばた)遺跡
伊勢原市 西富岡・向畑(にしとみおか・むこうばた)遺跡

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